WIN5、LOTO6、BIG、どれを買う?

コラム
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WIN5、LOTO6、BIG、それぞれの概要

 先日アップしたWIN5に関するコラムが好評なので、高額の払戻や当せんが期待できる、WIN5、LOTO6、そしてBIGのどれを買うべきか、私自身の学習と確認も兼ねてまとめてみます。

 なお、LOTOにはLOTO6よりも高額当せんの可能性があるLOTO7(最高12億円)がありますし、BIGにはBIGよりも高額当せんの可能性があるMEGA BIG(最高12億円)がありますが、WIN5の最高払戻金額が6億円ですので、それに合わせてLOTO6とBIG(それぞれ最高6億円)を比較の対象とします。

 ちなみに、今のところ、私はLOTO6、BIGは少額ですが毎回参加しています。WIN5はキャリーオーバーがあるときだけ参加しています。なぜ、LOTO7やMEGA BIGをやらないかというと、単純に12億円もいらなくて6億円で十分だからです。

 それでは、まずそれぞれの概要をひとつずつ見ていこうと思います。

WIN5

 WIN5は日本中央競馬会(JRA)が発売する勝馬投票券(馬券)の種類の一つで、指定された5つのレースの1着馬をすべて当てる馬券です。

 1着になると思う馬は自分で選んでも良いし、コンピュータに任せてもOKです。

 発売は、原則として毎週日曜日。1口の金額は100円です。

LOTO6

 LOTO6は宝くじの一つで、1~43の数字の中から異なる6個の数字を選ぶ数字選択式宝くじです。

 6個の数字は自分で選んでも良いし、コンピュータに任せてもOKです。

 抽せんは、毎週月曜日と木曜日の週2回。1口の金額は200円です。

BIG

 BIGはスポーツくじの一つで、サッカーの指定された14試合を対象に、ホームチームの90分での勝ち、負け、引き分けまたは延長の3種類を選択するくじです。

 14試合の結果の予想は自分でするのではなく、コンピュータがランダムで行います

 発売は、週1回から2回。1口の金額は300円です。

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的中・当せんとなるのは?

 それぞれの概要を見てみましたが、どうなったら「当たり」なのでしょうか?それぞれ見てみます。

WIN5

 WIN5には、1等、2等などの区分はなく、1着馬を5レースともすべて当てる必要があります。

LOTO6

 LOTO6は、1等から5等まであります。

 抽せんで本数字6個とボーナス数字1個の合計7個の数字が決まり、その数字と自分が選んだ数字が以下のように一致した場合、当せんとなります。なお、ボーナス数字は、2等の当せんを決めるためだけに使います。

  • 1等…申込数字が本数字に6個すべて一致
  • 2等…申込数字6個のうち5個が本数字に一致し、さらに申込数字の残り1個がボーナス数字に一致
  • 3等…申込数字6個のうち5個が本数字に一致
  • 4等…申込数字6個のうち4個が本数字に一致
  • 5等…申込数字6個のうち3個が本数字に一致

BIG

 BIGは、1等から6等まであります。

 14試合の結果のうち、以下のように一致した場合、当せんとなります。

  • 1等…すべての数字が一致
  • 2等…1コはずれ
  • 3等…2コはずれ
  • 4等…3コはずれ
  • 5等…4コはずれ
  • 6等…5コはずれ
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的中・当せんの確率は?

WIN5

 WIN5の的中確率を求めるのには、2つの問題があります。

 まず1つ目は、出走する馬の強さが違うこと。

 投票する馬によって、1着に入る確率が違うという問題があります。

 LOTO6は43種類の数字から選ぶだけなので、すべての数字は同じ確率で出現するはずです。(オカルト理論はここでは無視します。私は信じないタイプです。)

 また、BIGは自分で買い目を選ぶことができず、コンピューターがランダムで選ぶので、各チームの強さが違うにしても、結果として恣意性は排除され平等になります。

 それに対し、WIN5は自分で買い目を選ぶことができるので、購入者の実力が反映される余地があります。

 次に2つ目は、レースにより出走する馬の数が違うこと。

 LOTO6やBIGは選ぶ数の種類や試合の数が決まっているところ、WIN5はレースにより出走頭数が異なるため、その日により、単純に確率は変わるということになります。

 これらのことより、ここでは、各レースの出走馬は全頭同じ確率で1着となることとし、16頭立て(16頭出走)のレースが最も多いようなので、すべて16頭立てとして計算することにします。

 その場合、各レースの1着馬を当てる確率は1/16になり、それを5回続けて当てる必要があることから、1/16の5乗、すなわち1/1,048,576となります。

(1/16)51/1,048,576(約0.000954%)

LOTO6

 LOTO6は1等から5等までありますので、それぞれの的中確率を見ていきます。

 なお、43個の数字から6個の数字を選ぶ組み合わせの数は、43C6となります。
 昔、数学で習いましたね。覚えてますか?(笑)

 この計算は、(43×42×41×40×39×38)/(6×5×4×3×2×1)=6,096,454通りとなります。その中で、当せんとなる組み合わせが何種類あるかということで、当せん確率が分かります。 

 1等は、その組み合わせが1種類しかないので、1/6,096,454となります。2等以下の組み合わせ数の求め方は、省略します。

  • 1等…1/6,096,454(約0.000016%)
  • 2等…6/6,096,454(約0.000098%)
  • 3等…216/6,096,454(約0.0035%)
  • 4等…9,990/6,096,454(約0.16%)
  • 5等…155,400/6,096,454(約2.5%)

BIG

 BIGは1等から6等までありますので、それぞれの的中確率を見ていきます。

 まず、1等の確率の求め方は簡単で、1試合につき当たる確率が1/3なのを14試合すべて当てればいいので、1/3の14乗となります。2等以下の求め方は省略します。

  • 1等…(1/3)14=1/4,782,969(約0.000021%)
  • 2等…28/4,782,969(約0.00059%)
  • 3等…364/4,782,969(約0.0076%)
  • 4等…2,912/4,782,969(約0.061%)
  • 5等…16,016/4,782,969(約0.33%)
  • 6等…64,064/4,782,969(約1.3%)
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的中・当せん時の金額は?

 的中・当せんの確率は分かりました。

 それでは、仮に当たった場合は、どれだけの金額になるのでしょうか?

WIN5

 WIN5は、令和3年3月14日に過去最高の554,446,060円(約5億5千万円)の払戻金が出ましたが、その反面、平成30年10月8日には6,050円という過去最低の払戻金が出ています。(記事作成時点)

 人気馬が多く1着に入った場合は払戻が低くなりますし、逆に人気薄の馬が多く1着に入った場合は払戻が高くなります。そのため、実際の払戻金額はバラバラです。

 今回は、昨年(令和2年(2020年))1年間の払戻金額の「平均値」と「中央値」、また「最高値」と「最低値」を調べ、払戻金のイメージを付けようと思います。

 なお、7月19日は的中者がなくキャリーオーバーとなったので除外しています。また、4月26日は1着同着となったレースがあり、払戻金額が2通りありますので、その2つの払戻金額の加重平均をその日の払戻金額としています。

平均値22,409,568円
中央値1,804,050円
最高値433,907,040円2020/2/2
最低30,830円2020/11/1

 ちなみに、1億円以上の払戻は、55回(キャリーオーバー回除く)のうち上の表の2月2日と1月13日の2回だけでした。

 平均値は約2千万円ですが、中央値は約180万円となっており、せっかく的中したとしても、億万長者となるのは難しいかもしれません。

 また、WIN5の払戻率(売上金額のうち払戻にあてる金額)は70%と決められています。

LOTO6

 LOTO6の理論上の当せん金額はみずほ銀行が発表しています。

1等2億円
2等約1,000万円
3等30万円
4等6,800円
5等1,000円(原則固定)

(参考:みずほ銀行ウェブページ https://www.mizuhobank.co.jp/tenpoinfo/atm/takarakuji/t01.html

 なお、LOTO6の還元率は約45%です。

BIG

 BIGに関しては、当せん金の配分割合が公表されていますので、それを用いて理論上の当せん金額を求めてみたいと思います。(参考:BIGウェブページ https://www.toto-dream.com/big/about/index.html

 まず、売上金額の50%が当せん金にあてられます。

 それを、以下の配分割合で1等から6等に割り振ります。

  • 1等…80%
  • 2等…7%
  • 3等…2%
  • 4等…3%
  • 5等…3%
  • 6等…5%

 ここまでが公表されている情報です。

 これをもとに、理論上の当せん金額を求めていきます。

 ここでは、計算しやすいように、組み合わせの総数4,782,969通りがすべて1口ずつ販売されたとして計算していきます。

 売上金額は、4,782,969口×300円=1,434,890,700円。

 そのうち当せん金にあてられるのが、1,434,890,700円×50%=717,445,350円。

 これを1等から6等に先述の割合で割り振ります。その後、各等に割り振られた当せん金総額を的中口数で割り、的中1口あたりの当せん金を出しています。

配分割合当せん金総額的中口数当せん金(理論値)
1等80%573,956,280円1口573,956,280円
2等7%50,221,174円28口1,793,613円
3等2%14,348,907円364口39,420円
4等3%21,523,360円2,912口7,391円
5等3%21,523,360円9,990口2,154円
6等5%35,872,267円64,064口559円

 実際の当せん金と比較してみると、結構近い数字が出ていますので、理論値としては良い線を行ってるのではないでしょうか。

税金はどうなる?

 さて、もし万が一、的中または当せんした場合、税金はどうなるのでしょう?

 結論を言いますと、WIN5は税金がかかるけど、LOTO6とBIGは税金がかからないということになっています。

 これに関しては、以下のページをご覧いただければと思います。

 WIN5だけ税金がかかるのですが、先日の約5億5千万円の払戻金の場合、約27.1%が税金として納めなければなりません。

 ですので、払戻率が70%と他の2つより高いですが、仮に払戻金が約5億5千万円の場合の実質払戻率は、70%×(1-27.1%)=約51%となります。

 仮に、1億円以上の払戻を狙うのであれば、税金のことを考えると70%の払戻率は他の2つと比べて高いとは言えないことになります。

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まとめると

 長々と見てきましたが、まとめると以下のようになります。

項目WIN5LOTO6BIG
概要5レースの1着馬をすべて当てる43個の数字から6個の数字を当てる14試合の勝ち負けなどを当てる
自分で買い目を選べるか選べる選べる選べない
発売頻度週1回(日曜)週2回(月曜、木曜)週1~2回
1口の金額100円200円300円
2等以下もあるかない5等まである6等まである
1等的中の確率1/1,048,576
(約0.000954%)
1/6,096,454
(約0.000016%)
1/4,782,969
(約0.000021%)
払戻金・当せん金にあてられる割合70%約45%50%
1等払戻金・当せん金の理論値1,804,050円
(2020年中央値)
2億円573,956,280円
税金はかかるかかかる(一時所得)かからないかからない
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考察

 上の表を見て、いかがでしょうか?

 それぞれ一長一短あり、結局好みの問題かなと思いますが、私の結論は以下のとおりです。

  1. 競馬が好きな人、馬券の予想をしたい人は「WIN5」
  2. 1億円以上を狙う人は、「LOTO6」か「BIG」
  3. その中でも、数字を選ぶのが楽しみな人は「LOTO6」
  4. 的中率と当せん金を考えると「BIG」

 高額払戻で盛り上がっている「WIN5」ですが、やはり「LOTO6」や「BIG」とは毛色が違い、一攫千金という夢には遠いかなという印象です。

 ということで、今後も少額ですが「LOTO6」と「BIG」を買い続けようと思います。

 買わないと当たりませんからね!

 ちなみに、どうでもいい話ですが、競馬は馬連党です。

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