今年(2021年)の4月から運用をしてきましたTHEO+docomoですが、このたび運用を停止し、撤退しました。
その理由を記載していきます。
SMBC日興証券との証券口座統合
8月からTHEO+docomoの口座がSMBC日興証券に移管されましたが、支店は別々でTHEO+docomoについては「THEO支店」とされています。
ところが、特定口座は、税法上、1つの証券会社につき1口座しか持つことができないため、既にSMBC日興証券に特定口座がある場合は、年内に統合されるということが分かりました。
私は、既に口座を持っており、IPO専用で使用しています。
THEO+docomoは米国ETFに投資しており、分配金は米国でも源泉徴収されているため、確定申告において外国税額控除を受けようと考えております。
そのためには、特定口座全体の申告が必要(配当所得だけでも可の場合もあるが、譲渡損失が出ている場合は譲渡所得も申告が必要)であるため、IPOの分も申告することになるかもしれません。
特定口座は申告不要(源泉口座の場合)ですが、申告するかしないかの選択肢を狭めてしまう可能性があるため、ロボアドであるTHEO+docomoと通常の取引を行う口座は別々の方が望ましいと考えています。
この証券口座の統合が、運用を停止した最も大きな要因です。
WealthNaviとの違いが不明確
私は、4つのロボアドバイザー、WealthNavi、THEO+docomo、FOLIO ROBO PRO、そしてSUSTENに投資をしています。
そのうち、FOLIO ROBO PROはAIの先読みによるリバランス、SUSTENは完全成果報酬型という明確な特徴がありますが、WealthNaviとTHEO+docomoはそういった明確な特徴は無いように思います。
投資対象も似通っており、個別の銘柄は異なるにしても、大きく見れば同じようなものに投資しています。
そんな中、WealthNaviとTHEO+docomoを比較すると、WealthNaviが完全に運用成績で勝っており、THEO+docomoを運用していく理由が乏しいと感じています。
多くの銘柄に分散しすぎで管理が難しい
管理しなくて良いのがロボアドの長所だと言ってしまえばその通りなのですが、WealthNaviは6銘柄に分散投資していますが、THEO+docomoは最終的に11銘柄に投資していました。運用金額が増えればもっと増えることでしょう。(30銘柄程度?)
今の11銘柄でも、米国株だけで2銘柄に分散されていたり、細かく分散しすぎている印象です。これで成績が良いのなら納得できますが、そうでもないというところがTHEO+docomoの弱いところです。
私は、ウェブページで運用成績を公開するにあたり、毎週銘柄ごとの評価額や構成比などを集計していましたが、さすがにこれが30銘柄になると、大変だろうという恐怖感がありました。
結論
最初に申し上げたとおり、SMBC日興証券との証券口座統合が最も大きな理由ですが、その他にも積極的に運用を続ける要素がないことから、このたび運用を終了することにしました。
WealthNavi、FOLIO ROBO PRO、SUSTENの3つのロボアドは、運用を続けていきますので、引き続きよろしくお願いします。
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